News

無事終了

新宿展、無事終了致しました。ご来場頂いた皆様、どうも有難うございます!
 
花材について結構質問が多かったので、少し解説。

黄色い花が咲くのでキバナツノゴマという名前です。
ししとうのような緑色の実は、枯れ始めると先が割れ始め2本の角のようになり地面に落ちます。
枯れると黒くなります。単なるツノゴマという名称のものは花が白く、枯れた実も白っぽい色になります。
地面に落ちた実はとても固くなり2本に割れた先も針のようになります。触ると痛いくらいに尖るので、
畑の周りに植えると、獣の侵入を防ぐ役目を果たします。
 
なので、今回ガラス花器に上手い具合に引っかかってくれました(笑)
 
2代家元の霞先生の時代にはよく流通していたようで、お古い先生からは懐かしい!とのお言葉を頂戴しました。
そうゆう懐かしい花材を、現代っぽくいけられてよかったなぁと思います。
また、若い人にとっては、初めて見る花材かもしれないので、披露出来て良かったです。

花器の中には水しか入っていません。ツノゴマさんは、水の入った花器の後ろにぶら下っておりました。
ガラスと水がレンズとなり、見る角度によって、見え方が違うので、制作していても楽しかったです。

どんな作品写真になったか楽しみです。